FastAPIとTortoise ORMの統合

FastAPIとTortoise ORMを統合することで、非同期のORMを使用してデータベース操作を行うことができます。以下にその手順を示します。

FastAPIのインストール

まずはFastAPIをインストールします。以下のコマンドを実行します。

pip install fastapi

Tortoise ORMのインストール

次にTortoise ORMをインストールします。以下のコマンドを実行します。

pip install tortoise-orm

FastAPIとTortoise ORMの設定

FastAPIとTortoise ORMを統合するためには、FastAPIのアプリケーションインスタンスにTortoise ORMを設定する必要があります。以下にその例を示します。

from fastapi import FastAPI
from tortoise.contrib.fastapi import register_tortoise

app = FastAPI()

register_tortoise(
    app,
    db_url='sqlite://db.sqlite3',
    modules={'models': ['your_app.models']},
    generate_schemas=True,
    add_exception_handlers=True,
)

上記の設定では、SQLiteを使用しており、your_app.modelsにモデルが定義されていると仮定しています。generate_schemas=Trueにすることで、起動時にスキーマが自動的に生成されます。

これでFastAPIとTortoise ORMの統合が完了しました。次にモデルの作成とデータベース接続について説明します。

Tortoise ORMのインストールと設定

Tortoise ORMはPythonの非同期ORMで、FastAPIと組み合わせて使用することができます。以下にそのインストールと設定方法を示します。

Tortoise ORMのインストール

まずはTortoise ORMをインストールします。以下のコマンドを実行します。

pip install tortoise-orm

Tortoise ORMの設定

Tortoise ORMを使用するためには、データベースの設定を行う必要があります。以下にその例を示します。

from tortoise import Tortoise

await Tortoise.init(
    db_url='sqlite://db.sqlite3',
    modules={'models': ['your_app.models']}
)
await Tortoise.generate_schemas()

上記の設定では、SQLiteを使用しており、your_app.modelsにモデルが定義されていると仮定しています。generate_schemasを呼び出すことで、起動時にスキーマが自動的に生成されます。

これでTortoise ORMのインストールと設定が完了しました。次にモデルの作成とデータベース接続について説明します。

モデルの作成とデータベース接続

Tortoise ORMを使用するためには、データベースのモデルを作成し、データベースに接続する必要があります。以下にその手順を示します。

モデルの作成

まずはデータベースのモデルを作成します。以下にその例を示します。

from tortoise.models import Model
from tortoise import fields

class User(Model):
    id = fields.IntField(pk=True)
    name = fields.TextField()

上記のコードでは、Userという名前のモデルを作成しています。このモデルにはidnameという2つのフィールドがあります。

データベース接続

次にデータベースに接続します。以下にその例を示します。

from tortoise import Tortoise

await Tortoise.init(
    db_url='sqlite://db.sqlite3',
    modules={'models': ['your_app.models']}
)
await Tortoise.generate_schemas()

上記の設定では、SQLiteを使用しており、your_app.modelsにモデルが定義されていると仮定しています。generate_schemasを呼び出すことで、起動時にスキーマが自動的に生成されます。

これでモデルの作成とデータベース接続が完了しました。次にスキーマの生成とデータベース操作について説明します。

スキーマの生成とデータベース操作

Tortoise ORMを使用すると、スキーマの生成とデータベース操作が容易になります。以下にその手順を示します。

スキーマの生成

Tortoise ORMでは、モデルから自動的にスキーマを生成することができます。以下にその例を示します。

from tortoise import Tortoise

await Tortoise.init(
    db_url='sqlite://db.sqlite3',
    modules={'models': ['your_app.models']}
)
await Tortoise.generate_schemas()

上記の設定では、SQLiteを使用しており、your_app.modelsにモデルが定義されていると仮定しています。generate_schemasを呼び出すことで、起動時にスキーマが自動的に生成されます。

データベース操作

Tortoise ORMを使用すると、データベース操作も簡単に行うことができます。以下にその例を示します。

# ユーザーの作成
user = await User.create(name='FastAPI User')

# ユーザーの取得
user = await User.get(id=1)

# ユーザーの更新
await User.filter(id=1).update(name='New Name')

# ユーザーの削除
await User.filter(id=1).delete()

上記のコードでは、ユーザーの作成、取得、更新、削除を行っています。これらの操作は非同期で行われ、FastAPIと組み合わせることで効率的なWeb APIを作成することができます。

これでスキーマの生成とデータベース操作が完了しました。次にFastAPIとTortoise ORMを用いたAPI開発について説明します。

FastAPIとTortoise ORMを用いたAPI開発

FastAPIとTortoise ORMを組み合わせることで、効率的なAPI開発を行うことができます。以下にその手順を示します。

FastAPIのルーティング

まずはFastAPIのルーティングを設定します。以下にその例を示します。

from fastapi import FastAPI
from .models import User

app = FastAPI()

@app.get("/users/{user_id}")
async def read_user(user_id: int):
    user = await User.get(id=user_id)
    return user

上記のコードでは、/users/{user_id}というエンドポイントを作成しています。このエンドポイントにGETリクエストを送ると、指定したIDのユーザー情報を取得できます。

Tortoise ORMのデータベース操作

次にTortoise ORMを使用してデータベース操作を行います。以下にその例を示します。

from .models import User

@app.post("/users/")
async def create_user(name: str):
    user = await User.create(name=name)
    return user

上記のコードでは、/users/というエンドポイントを作成しています。このエンドポイントにPOSTリクエストを送ると、新しいユーザーを作成できます。

これでFastAPIとTortoise ORMを用いたAPI開発が完了しました。これらの知識を活用して、効率的なWeb APIを作成しましょう。

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