FastAPIとPostgreSQLの接続方法
FastAPIとPostgreSQLを接続するためには、主に以下の手順を踏みます。
必要なパッケージのインストール
まず、FastAPIとPostgreSQLを接続するために必要なパッケージをインストールします。ここでは、sqlalchemy
とpsycopg2
を使用します。
pip install fastapi sqlalchemy psycopg2
データベースエンジンの設定
次に、SQLAlchemyのデータベースエンジンを設定します。これにより、FastAPIがPostgreSQLデータベースと通信できるようになります。
from sqlalchemy import create_engine
DATABASE_URL = "postgresql://user:password@localhost:5432/mydatabase"
engine = create_engine(DATABASE_URL)
ここで、DATABASE_URL
はあなたのPostgreSQLサーバーのURLを指します。user:password@localhost:5432/mydatabase
の部分は適宜書き換えてください。
データベースとの接続
最後に、FastAPIアプリケーションでデータベースとの接続を行います。
from fastapi import FastAPI
from sqlalchemy.orm import Session
app = FastAPI()
@app.on_event("startup")
async def startup():
app.state.db = Session(bind=engine)
これで、FastAPIとPostgreSQLの接続が完了しました。次に、この接続を使用してデータベース操作を行う方法を見ていきましょう。それについては次の小見出しで詳しく説明します。
SQLAlchemyとpsycopg2の利用
FastAPIとPostgreSQLを接続する際には、SQLAlchemy
とpsycopg2
という2つの重要なパッケージを使用します。
SQLAlchemy
SQLAlchemy
はPythonで最も人気のあるSQLツールキットとORM(Object Relational Mapper)の一つです。これにより、Pythonのクラスをデータベースのテーブルにマッピングし、インスタンスを行にマッピングすることができます。
from sqlalchemy import Column, Integer, String
from sqlalchemy.ext.declarative import declarative_base
Base = declarative_base()
class User(Base):
__tablename__ = "users"
id = Column(Integer, primary_key=True, index=True)
name = Column(String)
email = Column(String, unique=True, index=True)
hashed_password = Column(String)
上記のコードは、users
テーブルを表すUser
クラスを定義しています。このクラスは、id
、name
、email
、hashed_password
という4つのカラムを持っています。
psycopg2
psycopg2
は、PythonからPostgreSQLデータベースに接続するためのライブラリです。SQLAlchemy
と組み合わせて使用することで、PythonからPostgreSQLデータベースを効率的に操作することができます。
from sqlalchemy import create_engine
DATABASE_URL = "postgresql://user:password@localhost:5432/mydatabase"
engine = create_engine(DATABASE_URL)
上記のコードは、psycopg2
を使用してPostgreSQLデータベースに接続するためのエンジンを作成しています。このエンジンは、FastAPIアプリケーションからデータベースにクエリを発行するために使用されます。
これらのパッケージを使用することで、FastAPIとPostgreSQLの間の強力で効率的な接続を確立することができます。次の小見出しでは、これらの接続を使用して具体的なデータベース操作を行う方法について詳しく説明します。それについては次の小見出しで詳しく説明します。
データベースとの接続設定
FastAPIとPostgreSQLを接続するためには、適切なデータベース接続設定が必要です。以下にその手順を示します。
SQLAlchemyエンジンの作成
まず、SQLAlchemyのエンジンを作成します。このエンジンは、FastAPIアプリケーションとPostgreSQLデータベースとの間の通信を管理します。
from sqlalchemy import create_engine
DATABASE_URL = "postgresql://user:password@localhost:5432/mydatabase"
engine = create_engine(DATABASE_URL)
ここで、DATABASE_URL
はあなたのPostgreSQLサーバーのURLを指します。user:password@localhost:5432/mydatabase
の部分は適宜書き換えてください。
FastAPIアプリケーションの設定
次に、FastAPIアプリケーションの設定を行います。FastAPIアプリケーションは、起動時と終了時にデータベースとの接続を開始および終了する必要があります。
from fastapi import FastAPI
from sqlalchemy.orm import Session
app = FastAPI()
@app.on_event("startup")
async def startup():
app.state.db = Session(bind=engine)
@app.on_event("shutdown")
async def shutdown():
app.state.db.close()
上記のコードでは、FastAPIアプリケーションのstartup
イベントとshutdown
イベントを使用して、データベースとの接続を開始および終了しています。
これで、FastAPIとPostgreSQLの接続設定が完了しました。次の小見出しでは、この接続を使用して具体的なデータベース操作を行う方法について詳しく説明します。それについては次の小見出しで詳しく説明します。
モデル定義とMigration
FastAPIとSQLAlchemyを使用して、データベースのモデルを定義し、マイグレーションを行う方法を説明します。
モデル定義
まず、SQLAlchemyを使用してデータベースのモデルを定義します。以下に、users
テーブルを表すUser
モデルの例を示します。
from sqlalchemy import Column, Integer, String
from sqlalchemy.ext.declarative import declarative_base
Base = declarative_base()
class User(Base):
__tablename__ = "users"
id = Column(Integer, primary_key=True, index=True)
name = Column(String)
email = Column(String, unique=True, index=True)
hashed_password = Column(String)
このUser
モデルは、users
テーブルを表し、id
、name
、email
、hashed_password
という4つのカラムを持っています。
マイグレーション
モデルが定義されたら、次にマイグレーションを行います。マイグレーションとは、データベースのスキーマを変更するプロセスのことを指します。Pythonのマイグレーションツールの一つにAlembic
があります。
まず、Alembic
をインストールします。
pip install alembic
次に、Alembic
の設定ファイルを作成します。
alembic init alembic
そして、alembic.ini
ファイルを編集して、データベースURLを設定します。
sqlalchemy.url = postgresql://user:password@localhost:5432/mydatabase
最後に、マイグレーションスクリプトを生成し、マイグレーションを実行します。
alembic revision --autogenerate -m "Created users table"
alembic upgrade head
これで、FastAPIとPostgreSQLの間でモデル定義とマイグレーションが完了しました。次の小見出しでは、これらの設定を使用して具体的なデータベース操作を行う方法について詳しく説明します。それについては次の小見出しで詳しく説明します。
CRUD操作とRESTAPIの作成
FastAPIとSQLAlchemyを使用して、CRUD(Create, Read, Update, Delete)操作を行い、REST APIを作成する方法を説明します。
CRUD操作
まず、SQLAlchemyを使用してCRUD操作を行います。以下に、User
モデルに対するCRUD操作の例を示します。
from sqlalchemy.orm import Session
from . import models, schemas
def get_user(db: Session, user_id: int):
return db.query(models.User).filter(models.User.id == user_id).first()
def create_user(db: Session, user: schemas.UserCreate):
hashed_password = get_password_hash(user.password)
db_user = models.User(email=user.email, hashed_password=hashed_password)
db.add(db_user)
db.commit()
db.refresh(db_user)
return db_user
上記のコードでは、get_user
関数とcreate_user
関数を定義しています。これらの関数は、それぞれユーザーの取得と作成を行います。
REST APIの作成
次に、FastAPIを使用してREST APIを作成します。以下に、User
モデルに対するREST APIの例を示します。
from fastapi import FastAPI, Depends, HTTPException
from sqlalchemy.orm import Session
from . import crud, models, schemas
app = FastAPI()
@app.get("/users/{user_id}", response_model=schemas.User)
def read_user(user_id: int, db: Session = Depends(get_db)):
db_user = crud.get_user(db, user_id=user_id)
if db_user is None:
raise HTTPException(status_code=404, detail="User not found")
return db_user
@app.post("/users/", response_model=schemas.User)
def create_user(user: schemas.UserCreate, db: Session = Depends(get_db)):
return crud.create_user(db=db, user=user)
上記のコードでは、/users/{user_id}
エンドポイントと/users/
エンドポイントを定義しています。これらのエンドポイントは、それぞれユーザーの取得と作成を行います。
これで、FastAPIとPostgreSQLを使用してCRUD操作とREST APIの作成が完了しました。これらの設定を使用して、具体的なデータベース操作を行うことができます。それについては次の小見出しで詳しく説明します。それについては次の小見出しで詳しく説明します。
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